安倍さんが荼毘にふされましたね
どうも、うな祐です。
昨日安倍前首相が荼毘にふされました。
葬儀に訪れた参列者は沢山の人でした。
それだけ多くの人に惜しまれた人だったのでしょう。
8年以上首相を務め、歴代最長の政権を担った方です。
亡くなられた時に悲しむものですが、荼毘にふすというのはまた格別の思いが湧いてくるのは私だけではないはずです。
亡骸が消失してお骨になる。1つの区切りといってしまうと元も子もないですが、身内にとって、また親しかった人にとっての最後の別れの瞬間。それを強く連想させる出来事です。
妻の昭恵さんは棺の中の安倍さんの頬にすり寄り、数分間いたそうです。
なんだか素敵な夫婦だったことをこのエピソードが物語ますね。
さて、話は変わって安倍さんの人物像。
みなさんには賛否両論あるであろうことは存じます。
一時期のメディアの安倍下しはひどい物がありました。感化された民衆も多かったことと思います。安倍憎しのツイートもネットであふれた時期がありました。
しかし、凶弾に倒れるという日本にあって衝撃的な事件により亡くなったことに多くの人々は悲しみや驚きを持って受け止めたのではないかと思います。
では、安倍さんについて、少々考察していきたいと思います。
悪夢の民主党政権
安倍さんは近年の選挙活動でこの「悪夢の民主党政権」という言葉をよく使いました。
あのころに戻ってよいのか。前に進もう!と自民党政権の正統性を訴えたのですね。
しかし、当時は円高が進み庶民は助かった部分もありました。
消費税は5%でした。
高速道路無料化、子育て支援。
庶民が助かる政策があったのは確かです。
あれから10年。
人々の生活は良くなったでしょうか?ますます苦しくなっていませんか?
悪夢から悪魔へと移り変わっただけのような気がするのは私だけでしょうか?
日銀の異次元緩和は安倍さんと黒田総裁のタッグで行われ、今も続いています。
昨日円安はついに137円を突破しました。
エネルギーの高騰、物価高。
岸田政権は海外も同じ状況であり、日本はましな方だと言います。
しかし、世界各国は軒並み賃金上昇を経験しており、実質家庭負担は日本ほどではないはずです。
日本だけこの30年賃金が横ばいなのです。
そして各種社会保障額の上昇、消費税10%。
地方など車は必須。
しかし、この20年驚くほど車体価格は上昇。
住宅建築費も高騰。
国民の支出は増えるばかりで一向に豊になれません。
庶民の懐にとっては安倍さんの政治は民主党の時より悪い行いだったのではないでしょうか。
では、国際社会からみた日本としてはどうでしょう。
今は険悪な関係の対ロシア外交で融和関係を構築し、一方でアメリカとも非常に良好な関係を構築していました。
TPPやEU諸国との貿易協定。イギリスとの貿易協定など世界の秩序に大きく貢献してこられた方なのではないかと思います。
安倍さんはアメリカとの外交を大変重視された方です。
中国はもはや敵国です。アメリカと協調して対中包囲網を画策中でその道半ばで安倍さんはお亡くなりになったということです。
67歳。あまりにも若い死です。
これからいくらでも活躍するであろう場が用意されていたのです。
そんな方が亡くなってしまった。
日本は大きな力を失ってしまったわけです。
対中対ロ外交。
今後どんどんきな臭くなってくるでしょう。そんなさなかにおいて安倍さんという政治家を国民は失いました。
大きな損失であることは間違いないですね。
私自身今回の出来事残念でなりません。せめて安らかに眠っていただきたいと思います。
お読みいただいたかたありがとうございました。